シラジクボの少し手前辺りから北からの強風が直接当たり始めた。しかしこれからの登りは急登に次ぐ急登なので、それほどの寒さは感じなかった。むしろ少々下着が汗ばむ程度だ。ゆっくりペースで小休止を頻繁に摂りながら歩くことで何とか、最初に予定した全コースを歩くことが出来た。
 それにしてもこのコースは変化があって面白い。特に小持〜大持山への稜線歩きはやせ尾根で左側が切れ落ちていたり、少しスリリングな岩場の通過もあって、とても此処が奥武蔵とは思えないような風景を味わうことが出来る。赤やしおが咲く頃のこの道一段と艶やかさをまして美しい
 今日は花の時期ではないので、残念といえば残念だが、だからといって今のこの時期も決して捨てた物ではないのだ。
 
途中小持山の少し手前に武甲山〜二子山方面の展望が良いところが有ったので、一枚パチリ。そして大持山の少し先の奥武蔵、奥多摩方面の展望が良いところでもパチリ
 大
持山から少し行ったところで、鳥首峠方面への分岐から左折、急なくだりを約1時間で妻坂峠に到着した、小休止後30分ほどのジグザグ道を下り鳥居のある生川の駐車場についたとき、そこに残っていた車はただ一台私たちの乗ってきたCRVだけでした。
 

14:21

小持山から大持山への道

13:20

振り向くと武甲山が・・・

12:50

シラジクボ方面に小持、大持山が・・

 山頂から降りて神社の手前の広場にある避難小屋の前で風をよけ昼食を摂りながら、これからの行動について話し合った。天気も良さそうだし、体調の方もゆっくり登れば大丈夫だろう・・との事で、計画通り小持、大持山周回コースを取ることにした。
 ノ〜ンビリと休憩後 武甲山の肩からシラジクボに向かって、まるで奈落のそこに落ちていくように下っていった。
 これからまた登り返すのかと思うと少しイヤだが,、カラマツ林とカヤトの尾根が広くて、とても気持ちよい。前方には小持大持山がいらっしゃ〜い・・後方には昔から変わらぬ武甲山の容姿が・・・。今は割りと殺風景ですが5月始め頃になると赤やしおと新緑でこんな感じになります。

 基点(駐車場)から約2.5Hぐらいで神社に着いた。かなりのゆっくりペースと思っていたが、標準時間とあまり差は無かった。神社前には52丁目と書かれた丁目石が置かれている。その左になにやら文字が書かれた石碑があるのだが、何と書かれているのか?私にはどうしても読むことが出来なかった。それにしても良くこんな所にこんな立派な神社を建てたものだ。此処に来るといつもそんな話題になる。
 左側をすり抜けて山頂に向かう。左が第一展望台で、方位盤や三角点の標石が置かれていて金網のフェンスで覆われている。右側が第二展望台であるがこちらには金網のフェンスがあるだけで扉が取つけられ施錠されている。当然の事ながら頂上は風当たりが強くて寒いが展望は抜群だ。その第一展望台からの眺めをどうぞ。
 此処で横瀬村に伝わるおもしろいはなしを一つしよう・・・武甲山には松と藤が無いと、横瀬集落に伝承されているとの事 〔
武甲山中には山姥が住んでおり、悪さを働いては村人を困らせていたが、これを聞いた巡錫中の行基が、武甲山上で27日間に及ぶ祈祷を行うと、山姥の神通力が消えた。捕らえて松の木に藤蔓で縛り付けたところ、山姥は歯を抜いて行基に渡し、わびを入れたが、余りの悔しさに「松藤絶えろ」と言ったことから、武甲山から松と藤はなくなったといい伝えられている。そのためか、確かに松と藤は見あたらない・・・ということであるが松はともかく藤蔓は今日途中で見かけたような気がする。

11:35

五十二丁目の丁目石

一の鳥居の中の駐車場の様子

9:05

 出発してから約1.5Hで一の鳥居のある駐車場についた。この前来た時はここは工事中になっていたが、今はすっきりとしてかなり広くなったようだ。公園風に造成されていて駐車スペースもかなり有る。
 出発した時は風があって寒かったが徐々に風は気にならなくなって来た。天気はよさそうだ。それに登山路は南斜面になるので、直接風が吹き付けることは無いはずだ。
 今日のコースは体調や今後の天気にも依るが登頂した後大持山、小持山を周回して妻坂峠から駐車場に戻るコースを歩く予定だ。080507に周遊した時と全く同じなので、コース、地図等はそちらを参照してください。
 かなりのゆっくりペースで、退屈な杉やヒノキの植林帯を上がって行くが着実に高度は稼いでいるようだ。小休止を何回かはさみながら行くと一時間ちょっとで、大杉の広場に出た。ここが丁度登りの中間点のようだ。道端には丁目石が有って数えながら歩く、いくつ数えれば頂上か・・・?と聞かれるが定かではない。
 不思議なことに何度登ってもその時だけで次回にはもう忘れている。そんな事をしながら歩いていると階段コースとの分岐に出た。階段コースは左に分かれて武甲山の肩(長者屋敷の頭方面、シラジクボ方面、山頂、表参道との交差点)を通る。階段はきついから違う道を・・・という事で右側の道をを行くことになった。いずれにしても山頂まであとわずかだ。


 7:30に川越駅西口に集合、IKさんの車で、スタートした。299号線を順調に走行し正丸トンネルを越え、もう一つのトンネルを越えて生川(ウブカワ)の信号を左折、一路生川の登山口基点を目指した。車内では5年ぶりに再会したMさんとIKさんの会話がよどみなく続いている。二人の好きな山野草の話で盛り上がり、立て板に水を流すが如く蟻の入り込む隙間も無い。二人は5年ぶりだという・・この機会に再会することが出来て本当に良かったと思う。

 本当は昨日出かける予定であったが、折からの強風と春の嵐のような天候に恐れをなし、急遽取りやめて今日出かけることになった。決して今日も万全の天気というわけではなく朝からやや強めの風が吹いて寒い。今日のメンバーは現役の頃の職場の2年先輩のMさん、3年後輩で今年定年を迎えたIKさんと私の3名の3G(爺)トリオである。

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 今日のまとめ
川越駅西口7:30-生川9:05
生川9:10−武甲山頂1137〜12:40-シラジクボ13:20-小持山14:10-大持山15:40-妻坂峠16:40-生川17:25
生川発17:30-川越着18:55
 総行動時間は8:20でした。少し時間はかかりましたが当初の計画通り歩くことが出来て満足でした。また天気も私たちに味方してくれた様で、下界は相当風が強かったらしいですが、逆に山ではそれほどではなかったです。

090323武甲山〜小持、大持山周回