(症状と、その克服方法)

高層ビルや山の吊り橋、飛行機、遊園地のジェットコースターなど、高い所に登ることに対して恐怖や不安を感じてしまうのが、高所恐怖症と言われる強迫観念症の症状になります。

この症状の場合は、高所に行くことで、例えば飛行機であれば、墜落して命を失ってしまったらどうしようといった形で、死の恐怖を感じることが多いものです。

こういう意味で不安神経症やパニック障害に通じる面もある症状だと言って良いと思います。 ただ、強迫観念症からくる高所恐怖症の場合は、不安神経症やパニック障害の場合とは異なり、動悸や息苦しさ、めまいといった症状は感じにくいように思います。

つまり、純粋に高所に対する恐怖感を感じる場合が、強迫観念症から来る高所恐怖症だと言って良いのではないかと思います。

しかし、この高所恐怖症も、その根本原因は、あがり症などと同様に神経症から来ていますから、森田療法の考え方を身につけていく中で、「かくあるべし」のとらわれが薄れてくることで、少しずつ症状は改善してくるものなのです。

ただ、このためには、ある程度の時間が必要になってきます。

つまり、薬を飲んだり、手術をすれば、これですぐに治るという単純なものではないと言えるのです。