(症状と、その克服方法)

何度、手を洗っても、まだ汚れているような気がしてしまい気が済まないということで、何時間も手洗いを続けてしまうというのが、不潔恐怖症の症状になります。

また、床に落ちた物が不潔に感じてしまうとか、外から持ち帰った物が汚く感じてしまい、家の中に入れられないとか、家の中の家具などが汚れているような気がして、何度も拭いてしまう、中には消毒用のアルコールで何度も拭かないと気が済まないという人もいます。

このように、汚れや不潔感にとらわれた状態が、不潔恐怖症と言われている強迫観念症の症状になります。

ただ、不潔恐怖症に悩んでいる時は、自分が不潔だと感じている対象に対しては徹底的に綺麗にしようとするのですが、これ以外の部分では、むしろ他の人が見ても不潔になっていることも多いものなのです。

これは神経症から来る不眠症の人が実際は眠れているのに、眠れてないと訴えるのと共通する面があるのではないかと思います。

しかし、この不潔恐怖症の症状も、その根本原因は神経症から来ていますから、森田療法の考え方を身につけていく中で、汚れや不潔感に対するとらわれが薄れてくることで、少しずつ改善してくるものなのです。

ただ、このためには、ある程度の時間が必要になってきます。

つまり、薬を飲んだり、催眠をかけてもらえば、これですぐに治るという単純なものではないと言えるのです。