誰がやったかなんて問題じゃねぇ
問題は・・・ パトロール・カー(と日産車)が爆発するかどうかだ!

−人物紹介−
大門圭介警視庁西部警察署捜査課、通称大門軍団のボス。
携帯している銃がニューナンブじゃない、なんてことはもっと大きな問題を孕むこのドラマの中ではまるで重要ではない。

巽 総太郎
革ジャン・サングラス・そしてハーレーダビッドソンと所属する国を間違えてた格好をしている武闘派。
後発の「あぶない刑事」「もっとあぶない刑事」よりもこの頃の舘ひろしの方がなおいっそうあぶない刑事であったことは言うまでもない。
松田 猛
このド外道がァァァァァ!
筆者ぐらいの年齢だと刑事で松田といえば徒手で人間の腹を突き破る、あるいはなんじゃこりゃーと腹を押さえてうずくまる人の中の人なんですが最近では天然な人だとか。
大門軍団においては珍しくクールで知的な射撃と爆発物のスペシャリスト。
谷大作
ドラマに一人は必要な加齢臭。
かつて、大門を「たるんでいる」と怒鳴りつけたこともあるらしいが・・・
源田 浩史
苅谷俊介演じる角刈りの大男。
兼子 仁
大門軍団では若手の刑事。
二宮 武士
中間管理職の悲哀漂う係長。
上層部の顔色を心配し自分の立場を心配しと家族思いな良いパパさん。
朝比奈
バー「CORNER LOUNGE」のマスター。
大門 明子
大門の妹。売れない漫画家。
木暮 謙三
中の人は範馬ではないほうの裕次郎だが、大門軍団を統括するからには大地を叩いて地震を止めることが出来てもおかしくない。
爆発・炎上するパトカー
西部警察真の主役。
西部警察署員はもとより、ただの一般人であるはずの大門の妹でさえ発砲しており、ほぼ全シーン発砲・爆発と言うトチ狂ったオープニングで始まる西部警察。
カットなし、テロップのみという登場人物が何人か居ますが、これは恐らく発砲したシーンが見当たらなかったためと推測されます。
木暮謙三は煙草を吸っているだけのように見えますが、これは石原裕次郎を出さなくてはいけなかったと言う大人の事情ではなく、副流煙と言う立派な武器がこのシーンには存在しています。
その一方で酒を飲んでいるだけに見える朝比奈でですが、これは肝臓を攻撃する自虐シーンと言うことではありません。
背後の女性に注目してください。
聡明なるからくりランカーにギターが武器であることを今更解説する必要もないでしょう。
こう考えると、お茶が熱くて咳き込んでいるかのように見える二宮 武士係長のカットも、実はあのお茶に毒でも仕込んであったのではないか?と言う推測も成り立ち、オープニングはほぼ全シーンどころか全シーンバイオレンスで固められていたのです。
そして、それは西部警察と言うドラマを語っていく上で決して間違いでないことをわれわれは思い知ることでしょう。
誘拐
人をだまして連れ去ること。かどわかすこと。例「身代金目当てに誘拐する。」
「ドラクロアの場合さ、黒と赤ばっかりじゃない?あの色なかなか出ないわけよ。挑戦しようと思ってね、色々注文してるの。
あら、もうこんな時間 行きましょう?」
セレブなご婦人方のお茶会でしょうか?


「何度も同じこと言わせないでよ・・・急に男の人が車に押し込もうとしました。
車に後二人居ました。
一瞬だったから顔を覚えていません。車のナンバーは、品川56 さの2517。」
ご婦人の大暴れにより事なきを得ましたが、拉致未遂事件を放置するほど西部署は甘くありません。
「も う い い ま し た」で済ませるほど大門軍団甘くねー!
容疑者は捕まっていないので、代わりに被害者を問い詰めているようです。
巽「帰ろうと思うと事件だもんな・・・ たまんねえよな」
原田「大した山じゃねえだろ 女子大生にちょっかい出した阿呆が3人居たと そう言うこった」
じょ、女子大生!?
「衆議院議員 服部清の令嬢?」
手ぐらい洗えと窘められ、片手だけ洗う原田と洗った手を革パンで拭う巽、と言う教育上あまりよくないシーンですが、パトカーが炎上しても問題ない西部警察なのでそこはあまり問題じゃありません。
二人が課に戻ると、先ほどの女性、服部由美子が衆議院議員の娘であることが判明したところでした。
「また暴漢に襲われでもしたら一大事」と二宮係長は心配し、巽にガードを命じ、大門もそれに同調、嫌々ながらもバイクに乗せていきますが・・・
由美子「スピード違反じゃない?」
巽「勤務中だからかまわねーの」
パトカーが炎上しても問題ではない西部警察なので、スピード違反程度何の問題もありません。
巽「つきましたよ お嬢さん」
バイクを降り、家に帰る由美子に向かって 「お嬢さん、見かけによらずボインすね」
ピシャン 平手一閃強気なおb・・・お嬢さん。
巽「おいちょっと待てよ」
由美子「まだぶたれたいの?」
巽「傷害でひっぱることだって出来るんだぜ?」
二宮係長! 暴漢よりももっと身近な危険を心配したほうがよさそうです!
由美子「私もわいせつ罪で訴えるわ」
巽「ケッ 可愛くねぇ女」
ツンツンやぁ・・・


西部署は確かにインスピレーションに満ちた取材対象であることは間違いないものの、取材されると色々とまずいことがあるのも間違いないので、団長はこれを拒否。
明子は「私が団長の妹とわかれば犯罪者から狙われる可能性がある!」なんて嗾けてみるものの「漫画の読みすぎだ馬鹿!」と一蹴されてしまうのでした。
翌日、浦和署の所轄で「品川56 さの2517」が発見されたため浦和署の警官と大門軍団が急行、警官が近づくや否や車は爆破され、それを近くで見計らっていた犯人一味も現場を足早に去っていってしまいます。
大門「タツ、彼女をガードしろ」
巽「あのアバズレっすか?簡便してくださいよ」
大門「いいからガードしろ。それからこの車を乗り回していた三人を洗え そしてこの付近の聞き込み」
車には時限装置などなく、遠隔操作で爆破されたものだとの鑑識の結果が出るや否や大門はアバズ・・・ご令嬢殿が狙われたのは偶然ではないと判断し、矢継ぎ早に指示を出していきます。
巽「どこ行くの」
由美子「あなたにいう必要ないわ」
巽「あんたをガードするように団長に言われた」
由美子「どうして」
巽「ついさっき、あんたを拉致しようとした3人組の車が爆発して、警官が一人死んだ。だから、そいつの狙いがわかるまであんたを守るように命令されてんのよ」
由美子「ガードしてもらうんなら、ほかの刑事さんがいいわ」
アバズレを団長から否定されなかった巽、あぁ、やっぱりアバズレとして扱って良いんだとばかりに馴れ馴れしく話しかけますが当のご令嬢殿はツンツン状態。
そんなご令嬢殿が向かった先はデパートの画材売り場。
購入したものはドラクロワの赤黒を出すためのものでしょうか?
しかし、そんな買い物の風景を眺める怪しい影が三つ。
一つは店員、一つは巽、そして挙動不信度120%なおじさん・・・
不審者二人とご令嬢、この三人でエレベーターに乗って何もおきないはずがありません。
おじさん「すべっちゃったよ」
おじさんの体当たりによりエレベーターは緊急停止、そして何故か照明まで落ちる始末。
このタイミングの妙、なにやら陰謀の臭いが・・・
ところ変わって捜査課に鳴り響く電話のベル。
谷「はい捜査課」
?「責任者はいるか」
谷「責任者?いるよ はい大さん」
大門「課長は不在ですが。」
?「要点だけ言うから良く聴け 服部由美子を誘拐した。
場所は渋谷デパートのクリスタルエレベーターだ。
あんたんところの刑事も一緒だよ。
具体的な金の要求は服部代議士のほうにする。
あんたたちが動き出せば、エレベーターを爆破する。
金の受け渡しが終わるまで、あんたら一切手を出すな。
今朝の爆発と同じさ リモコンでだ、妙な動きをすればエレベーターを爆破する。」
課長不在時の責任者、係長の立場って言うものが心配ですがもっと心配なことは、あの危ない巽と衆議院議員のご令嬢が密室にいることです。
逆探知にも失敗、無線での巽への連絡はつかないと捜査課に走る緊迫感・・・
ってあれ?
誘拐
人を騙して連れ去ること。かどわかすこと。どこにも連れて去って、ねー!
巽「どうしたの?」
エレベーターガール「電話が通じないんです。」
一方、誘拐現場兼連れ去られ先のエレベーターでは照明が落ちただけでなく、先ほどまで通じていた電話さえも不通になり不穏な空気が漂う中、巽は疑惑の目を何故かご令嬢に向けておりました。
そんな騒ぎ中大門軍団が渋谷デパートに到着しエレベーターへ接近、エレベーター内部が服部由美子含め4名であることを確認するや
大門「良いかタツ、落ち着いて聴け、このエレベーターにはダイナマイトが仕掛けられてるんだ」
巽「ダイナマイト?」
大門「犯人の狙いは服部代議士から金を奪うこと。このエレベーターはいつでも爆破できるように外部から監視されてるんだ 午前の爆破とおんなじだ 大至急ダイナマイトを探し出せ。」
巽「わかりました やってみます」
爆弾さえなくなればこの誘拐と言う名の何かも成立しなくなります。
犯人を探し当てるのが早いか、爆弾を探し当てるのが早いのか。
舞台は、敵を追うもの武器を狩るもののの二つに分かれていきます。
由美子「何をするのよ!」
巽「良いから」
地下でエレベーターの整備士が襲われているのを谷が発見する中、爆弾を探す巽はご令嬢に襲い掛かり、有無を言わさず自らは上着を脱ぎ、そして獲物をひん剥きにかかります。
密室と言う状況を理解してか由美子も特に抵抗をせず・・・
巽「団長!団長!有りましたー! 彼女の買った絵の具の中です!」
巽が取り上げた荷物から爆弾が見つかりました。
これさえ解除できれば犯人に対して大きなアドバンテージを持つことが出来ますが、解除作業は直接手を下さなければいけないのに対し犯人一味は安全な位置からリモートで爆破が可能と予断を許しません。
エレベーターさえ動かせれば、爆弾が駄目でも中の人質を救出することが可能になりますが、通常電源、非常電源、手動操作装置と全て破壊されこちらは望み薄であることが技師から明らかになります。
となれば、もう爆弾を解除するしかないのですが・・・
大門「ヤス、エレベーターを止めた奴、そいつを叩け!」
叩け叩け 小宮を叩け
と言うわけでもありませんが、疑わしきは殴れと言う西部警察の掟に基づきパンチパンチで締め上げる。
しかし、犯人はこの模様を望遠鏡でしかと確認していたのでした。
おじさん「紺の背広着てひげ生やした奴に頼まれたんだ。エレベーターを止めたら一万円やるって。」
散々殴ってどうにか情報を手に入れようとする巽。
そして見事犯人の手がかりを得ますがそれを犯人が見過ごすはずもなく、打ち込まれる銃弾。
巽「男が撃たれました。」
大門「方向は?」
巽「右上30度ぐらいです。」
殴られたうえに撃たれるという、1万円で不幸をしょってしまったおじさんですが大門軍団は巽の情報から周囲を捜索、爆弾のスペシャリストである松田に解除を任せます。
源田「彼女に画材を渡した西山が見当たりません。
画材を取りに来るよう連絡したのも西山ですし、ホシの一人に間違いないと思います」
敵を追う大門チームに源田から連絡が入り、3人組の犯人のうち1人の素性が割れます。
その西山の交友関係から残りの2人を割り出せと指示を出す一方で引き続きビルの探索を続けますがすでに犯人の姿はなく、先手に対する応手を打っても先手はさらに応手を打ち返す・・・と言う典型的な後手の負けパターンの予感が走ります。
巽「離れてろ 離れてろー」
そう、この局面をひっくり返すには爆弾を解除するしかないのです。
巽「リキさーん ハンダづけされてんだハンダづけ」
松田「まずハンダを剥がすんだ。オートバイのキーがあるだろう?そいつで剥がすんだ。」
一方、西山から犯人に迫る源田はそのアパートを急襲、ドアを力ずくで破壊し慣れた手つきで預金通帳を探し当てます。
ここは法治国家じゃないんだろうか・・・?
ユウキジュンイチ \500,000
不自然に振り込まれたその金額からユウキジュンイチを辿ると、もう1人、宮坂と言う男にもユウキジュンイチは\500,000を振り込んだことが判明します。
\500,000を貰って無傷の画材販売店員西山。
\500,000を貰って無傷の電気整備士宮坂。
一万円を貰って殴られ撃たれての無職のおじさん。
持てる者はさらに富み、持たざるものはその僅かな富でさえも奪われる
なんと、四半世紀以上前から勝ち組、負け組という格差の構図は出来上がっていたのです。
?「一億用意したか?」
服部「秘書が銀行に行っている。じき戻る。」
?「よし、取引の方法を言う。四時に車で家を出て、国道一号線を川崎に向かって50kmで走れ。トランシーバーを用意しろ。その後の指示はトランシーバーで行う。
妙な動きをすれば、娘の命はない。
どうせ横にデカが居るんだろう?伝えておいてくれ。
貴様らが約束を破って動いた。だからエレベーターに一発打ち込んでやった。
今度動いたら、容赦なく爆破する。」
ところ変わって閑静な屋敷。
犯人からついに、議員宅に連絡が入ります。
警察が犯人の要求を無視し動いたことにより、娘の命が危うかったことを知るや服部議員は詰め寄りますが、
木暮「中に居るのは娘さんだけじゃないんです。」
とよくわからないまぜかえしをしますが・・・
ところで、誘拐という犯罪は、人質を取っている時点では犯人側が有利ですが、取引により人質を渡してしまった後はその後の脱出に非常な困難を伴います。
人質を取っていれば万全かというと人質の世話があり、人質の居場所を知られればそれだけで不利になってしまうため現金の入手、そして国外への脱出など問題は山積みなのですが、ここでは、犯人は人質を手元におかず、爆弾を抱かせ自分は遠隔操作の爆弾を持つだけでと言う手法をとることにより身軽さと言う武器を持ちます。
そして、自由に動けるため相手の動きを監視することも可能になり、誘拐と言う先手を打った後も常に先手先手で仕掛けていけるのです。
今回の件は誘拐と言うよりは爆発物による脅しととれなくもないですが、逃げられない人質を作ってしまうあたりに妙を感じ入ります。
大門「三年前に武器密造、ならびに密輸で逮捕されています。
そのとき、確か保守系の政治家がこの手の犯罪に極刑を科す用に強く主張しましたよね?
服部代議士が、その強硬派の最右翼でした。」
木暮「出所しているのか?ユウキは」
大門「はい、一ヶ月前に。これは単なる営利誘拐とは思えませんが。」
木暮「服部代議士の命も狙っているということか?」
大門「そう思います。課長、取引は危険だと思いますが。
自分たちは四時までにユウキ逮捕に全力を挙げます。」
二宮「大門君、ユウキジュンイチの写真だ」
今までは姿かたちのわからなかった犯人ですが、源田の不法行為により割れたユウキの名前からついにその後ろ足をつかんだ大門軍団、屋上ビアガーデンで取引を待つユウキを発見します。
後手からの反撃の一手、そのかけらが見えてまいりました。
木暮「服部さん!」
服部代議士「この件に関し警察の協力を求めた覚えはない。手を引け!良いな!」
ところ代わって服部邸。
時刻は四時、娘のため、代議士は車でついにたちます。
しかし、断られたからといってくすぶっている俺たちじゃあない。
悪と聞けばどんなところでも発砲する命知らず、大門軍団!
リーダーの木暮は車を走らせ服部代議士のサポートに回ります。
巽「外したぞ」
松田「よし、落ち着いて俺の言うとおりにやるんだ。
受信機とダイナマイトをつないでいるコードがあるだろう?」
巽「コードったて、どのコードだよ」
松田「受信機とダイナマイトをつないでいるコードだ。二本あるだろう?」
巽「四本もあるんだよ!」
松田「四本!?」
ついに開封された爆弾。
しかし、スペシャリスト・松田をもってしても予想だにしなかった仕組みになお一層の緊迫と、まだ反撃にまわれない大門軍団の焦りが集まります。
ユウキ「動くな!スイッチを押すぞ!」
大門「スイッチを押してみろ 貴様を撃つ!」
ユウキを取り囲む大門軍団ですが、人質を取られている以上うかつには仕掛けられません。
巽「リキさん、リキさーん!」
松田「よし、四本のうちどれでも良いから一本引っこ抜いてみろ」
ユウキとの緊迫する対峙の裏側、爆発物現場で叫ぶ巽に松田は どれでも良いから一本引っこ抜いてみろ と指示をかけます。
巽「爆発したら、どうすんだよー!」
松田「良いから一本引っこ抜いてみろ」
二本失敗するとドーンですが一本なら大丈夫と言う読みでしょうか・・・?

じゅ、十字切っちゃったよこのスペシャリスト!
巽「よーし、やったらー!」
松田が神に祈るなら、俺には女神がついている とばかりに青いコードを外しにかかる巽。
幸いにして外れてOKなコードでしたが、ボクだったら犯人がつかまるのを待つか、いっそ身代金が無事犯人に渡って人質解放になることを願っていることでしょう。他の人質も一緒に居るので運任せに頼るよりはよっぽど堅実な手段だと思います。
谷「大さん、後ろまわります」
一方の犯人捜索チーム、ユウキを追い込みにかかります。
敵を欺くには味方から、後ろに回りますと言った早々に犯人の頭上に回り植木鉢を落とすという陽動により、ユウキの気がそれたその一瞬に大門が発砲、そして確保。
鉄拳尋問により取引現場を聞き出そうとしますが服部代議士爆破はユウキの悲願、簡単には口を割りません。
木暮「団長さん、そっちは片付いたかい?
今、服部さんの車つけてるんですがね、いやー慣れないことはするもんじゃないですな。」
大門「今、どこですか?」
木暮「あー、間もなく、東羽田かな?」
巽が松田の指示により運任せなコード引きちぎりを実施したのとほぼ同時に、犯人確保により爆弾の脅威が消え、さらにはエレベーターが修理されます。
犯人追跡チームと爆弾解除チーム、人質巽が合流する中で、服部代議士に張り付いていた木暮から連絡が入ります。
人質救出、そして主犯のユウキを逮捕してもまだ事件は終わりではなかったのです。

自分の身の危険を顧みず木暮が代議士を救出し、




壮絶なカーアクションの末


木暮課長が銃撃戦を制すると言う流れなのですが

以上ダイジェストでお送りしました。
エピローグ
大門「課長かっこよかったっすよ。」巽「でも、課長の拳銃、弾出るなんてしらなかったっすよ」
西部署にも束の間の平和が訪れますが、そこに忍び寄る事件の魔の手。
松田「あ、巽君ですか? ちょっとお待ちください」
二宮「誰だい?」
松田「服部由美子さん」
大門「どうしてタツだけモテるんだろなー」
巽「もー プライベートはそっとしておいて欲しいなー」
ツンツンだったのが・・・

デレに・・・

「こんにちわ」
デレに・・・

「これ・・・」
デレに・・・!

「皆さんで」
ならなかった!
いやー、これで惚れたら少女漫画レベルと危惧していたのですが安心しました。


楽しそうに城西地区(渋谷、新宿など23区の西のほう)から海にまで行きやがってー!
と言う訳で西部警察パート1 第三話「白昼の誘拐」でした。
物語の位置づけとしては、今まで「気に入らない上司を苛めて辞めさせて来た」西部署捜査課員に、新課長木暮が認められると言ったところとなります。
西部警察の導入であった第一話と第二話「無防備都市・前編/後編」でそのバイオレンス性と言う世界観を明らかにしたのに対して、後の世まで語り継がれる大門軍団の本当の意味での出発はこの第三話であったと私は思います。
昔はド派手なカーアクションと銃撃戦、そして殴られる容疑者にただただ胸躍らせていただけだったのですがレビューのために今回見返してみたところ意外にも緻密に出来ているんですな。
もちろん荒唐無稽が7割ぐらいを占めるんですが、それ以外の部分は逆に限りないリアリティを持っているんです。

例えば冒頭の連れションベンのシーンでは隣人のイチモツを互いに覗いてみたり。
こういう本編に不必要な細かい描写ってのはなかなか出来ないものです。

不必要な描写と言えば、マスターと木暮の会話なんかがありますが「年頃の身内を心配する」は後の服部代議士が娘を心配するのに通じますし、

また、明子が大門に
「私が団長の妹とわかれば犯罪者から狙われる可能性がある!」
なんて言っていたのは、「服部代議士の娘であるがゆえに誘拐の対象となった」と言うこの事件の動機への伏線であったりと、実は全シーンが物語の構成に深く関わっていると言う丁寧な作りであった・・・なんて気づけるかボケー!
2007/02/04 05:23登録 (2007/02/04 05:27更新)
キーワード:ドラマ
